外出自粛でも快適に! シンプルインテリア専門のインテリアデザイナーが教える、すっきり心地よい在宅勤務テレワークオフィスの作り方。 STEP2お部屋からノイズを無くしていく。 お片付け、断捨離、クリアリング、整理整頓の徹底
在宅ワークこ心地よく行うための空間づくり。
今回からは具体的なお部屋づくりに進んでいきます。
次のステップSTEP2は ”お部屋からノイズを無くす” です。
長年 住まいをホテルやカフェのように、
シンプルで心地よい空間へとコーディネートしてきましたが、
その要となるのがこのステップになります。
このステップでは、
大きく分けて3つのアプローチを実践し、
お部屋にスッキリとした静寂さを作っていきます。
【お部屋からノイズを消す為の3つのアプローチ】
1,クリアリング(不要なものを徹底的にお部屋から無くしていく)
2,存在感の無い美しい隠す収納を用意する
3,色味を調和させていく
この3つの流れをしっかり丁寧に行うことで、
あなたの住まいから余計なノイズが無くなり、
凛とした空間へ生まれ変わります。
「生活感の無いスッキリ片付いた空間って、
逆に落ち着かなくない?」
という方もいるでしょう。
人は慣れ親しんだ環境が
一番安全で安心と感じる生き物ですから、
スッキリした空間が落ち着かないこともあります。
ただ、一度静寂を感じる暮らしを体験し
その生活をある程度継続してしまうと
もう元には戻れないと思います。
それくらい、生活感の無いスッキリとした空間の力を
私は確信しています。
さて今回は3つの流れの中で最も大切な1つ目の流れ
”クリアリングの方法”をご案内します。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、
クリアリングとは一言で言えば ”整理整頓” のこと。
不要なものを見極め、使っていないものを手放し
手元には使っていてワクワクするようなものを
残す状態にすることです。
私もこのインテリアの世界に入る前から
クリアリングを実践してきました。
さらに、この3月末から在宅ワークを再び開始する為
さらなる自宅のクリアリングを開始しています。
とわ言え、
この ”クリアリング” 出来る人には簡単に
サクサクと行動に移せますが、
出来ない人にとってはなかなか難しいもの。
その証拠に、世の中には整理整頓やお片付けの
カテゴリーのベストセラー本がたくさんあり、
本屋さんに行けば平積みで置かれていますよね。
それだけ皆感心がありにも関わらず、
実践することが難しいからこそ本が売れるのでしょう。
私が独断と偏見で選ぶ
クリアリングの代表的な本は以下の3冊です。
いまや日本だけではなく世界で活躍する ”こんまり”さん。
”ときめく” か ”ときめかない” かでモノを見極める手法が、
世界中に共感し広がっっています。
これまで2冊の本を発表されていて、
世界販売累計数が1000万部というモンスター級の本です。
一昔前に大ブームを起こした ”断捨離” でおなじみのやましたひでこさん。
ヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用し、
• 断:入ってくるいらない物を断つ。
• 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
• 離:物への執着から離れる。
3つのアプローチでモノへの執着を断ち、
手放していく内容です。
最後は私にとってのバイブル ”スペース・クリアアリング” の著者のカレン・キングストンさん。
整理整頓や不要なものを手放す作業を
スペースクリアリングと呼び、
風水的なエネルギーの観点から
整理整頓のアプローチを紹介しています。
中国本流の難しい風水とは違い、
女性的でスピリチュアルな感性で描かれた世界は
読みやすく、男性の私にとってもバイブルとなっています。
クリアリングが成功するかしないかは、 指針を明確にすること。
これらの代表的な本をまだ読まれていないのであれば、
この3冊を参考にしてあなたのやりやすい方法で
進めるのがおすすめです。
でも本を読むのが面倒という人には
私からの実践アドバイスです。
次の方法で取り掛かってみてください。
1,クリアリング(整理整頓)はクローゼットや押入れから開始する
大前提として、
クリアリングを開始するのは、
クローゼットや押入れ物入れ
納戸、物置など
お部屋ではなくバックヤードから開始します。
クリアリングする場所を決めたら、
全てのアイテムを一旦LDKなので広い場所に
全部広げてしまうのがおすすめ。
大切なのは、普段目にすることのない
忘れ去られた存在を見つけて
それらを手放すかどうかをしっかり判断することです。
クローゼットで日の目を見ることなく
ただただ仕舞われている(軟禁)存在が
あなただったらどう感じますか?
使ってもらえる人に譲れるか?
リサイクルショップやヤフオク、
メルカリなどで転売出来ないか?
もう廃棄してしまうか?
しっかり判断して分けていきます。
お片付けで、世界的に大ブレイクしているこんまりさんは
”ときめく” か ”ときめかない”か
で手元に置きたいアイテムを判断するよう
アドバイスしていますよね。
価格が高いとか安いとかではなく、
あなたの気分が上がるものなのかどうかで
しっかり判断します。
私も3月末から
さらなるクリアリングを開始しています。
なんせ仕事柄様々なインテリアのサンプルや
カタログがありますので、
在宅勤務となると中途半端な量のクリアリングでは
お部屋にものが溢れてしまいます。
不用品は廃棄。
使っていない新品のアイテム、
気分の上がらないもの、
買い替えをしたいものなどを
ヤフーオークションで転売をしました。
5月現在までで売れたアイテム数は16アイテム。
売れた金額の総額はなんと22万円弱になりました。
この金額を元に在宅勤務で必要な
ネット環境を構築し直したり、
集中して作業するためのアイテムや
インテリア家具の買い直しを行いましたので、
ヤフオクというシステムは
本当にありがたいと思います。
ヤフーオークション出品歴17年の私から、
なるべく出品したアイテムを高く売る5つのアドバイスです。
1,買った商品は大切に使うこと
2,将来的に転売すると思われるものは箱を取っておくこと
3,出品前にしっかり商品をクリーニングすること
4,出品写真が全てです。お見合いと同じです
綺麗に美しく撮影してお嫁に出してあげましょう
商品背景も大切です
5,人気のあるアイテムは100円スタート
人気のなさそうなアイテムは過去の落札価格を調べて価格設定する
(オークファンというサイトで過去の落札価格のリサーチが可能です)
その他オークションで転売するには
手間もかかるし売上金額も見込めないアイテムは
リサイクルショップに持ち込みます。
正直二束三文にしかなりませんが、
誰かに使って貰える可能性があるのは嬉しいですよね。
本を売る場合はアマゾンに出品するのがおすすめです。
少し古い本は廃盤の可能性も高く、
びっくりするくらいの値段がついている場合があります。
最低価格が100円以下で販売されているのであれば、
手間を考えてリサイクルショップに持ち込むのもよいでしょう。